墨田区区長に「離婚等の子ども意見表明に関する政策提言」を提出~こどもまんなか社会を目指して~

一般社団法人 本との出会いホントの出会い(東京都港区)の関矢代表は、東京都の墨田区区長の山本亨氏に対し、「離婚等の子ども意見表明に関する政策提言」を提出しました。(写真左:関矢美南。写真右:墨田区区長 山本亨氏)

この提言は、親の離婚に伴う子どもの意見表明の重要性を強調し、子どもが「権利の主体」として意思を尊重されるための具体的な施策を求める内容です。

関矢代表は、提言の中で日本の離婚事情に触れ、協議離婚が多くのケースで子どもにとって大きな影響を及ぼしている現状を指摘しました。また、離婚の際に子どもが心の中で傷つき、それに対するケアが十分に行われていない点も強調しました。

提言は以下の三点から構成されています。

家庭に悩みを抱える子どものメンタルケアに関する支援

心理の専門家による相談や、同年代の子どもたちとの交流の場の提供を求め、民間団体と連携しながら自治体としての支援の強化を提案しました。

子どもへの配慮を促すパンフレットの配布

親へのアドバイスや支援策を記載したパンフレットを作成し、離婚届の配布時などに提供することで、親が子どもの気持ちに配慮しやすくなるよう促しました。

「子どもの権利」教育の実施

教育現場で「児童の権利に関する条約」を学習し、子どもが自らの権利について正しい知識を身につけることの重要性を訴えました。

関矢代表は、「子どもも一当事者として、その意思を尊重されるべき存在である」とし、墨田区が率先して子どもの意見を尊重する取り組みを行うことで、他の自治体や国全体への波及効果を期待しています。

今回の提言が実現すれば、離婚に伴う子どもたちの心の傷を少しでも癒し、健全な成長をサポートする大きな一歩となるでしょう。墨田区がこの提言を受け入れ、具体的な施策を実行することで、子どもたちの未来がより明るくなることを関矢代表は願っています。